臨床婦人科産科68巻10号

2014年10月発行

連載 Estrogen Series

ホルモン療法と乳癌発生

著者： 矢沢珪二郎¹

所属機関： ¹ハワイ大学

ページ範囲：P.1026 - P.1026

文献概要

　大規模RCTであるWHI（Women’s health initiative）の結果がはじめて発表されたとき，エストロゲンとプロゲスチンの組み合わせで行われるホルモン療法（hormone therapy : HT）では24％の乳癌発生率の増加が見られ，医療界やマスコミを驚かせた．

　しかし，この24％という数字は，以下のような観察に基づいている．

参考文献

Reid RL : Start individualizing thera ［py fo optimize health and quality of life. OBG management. Vol 25 No.12