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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科68巻12号

2014年12月発行

文献概要

連載 Estrogen Series

Nurses’Health Studyにみる卵巣摘出および卵巣保存の影響

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.1221 - P.1221

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 米国で医学的に追跡されている患者群の1つにナースを主体としたNurses’ Health Studyがある.ここにご紹介する追跡調査は良性疾患により子宮摘出術を経験した30,117人の女性を追跡したもので,追跡期間は28年.あらゆる死因を含めたall causesの場合では,両側卵巣摘出術を受けた女性(摘出群)の16.8%(16,916人)はすでに死亡.他方,卵巣保存(保存群)の女性の13.3%が死亡した.この調査は観察的研究である.

参考文献

Parker WH, Feskanich D, Broder MS, et al : Long-Term Mortality Associated With Oophorectomy Compared With Ovarian Coservation in the Nurses Health Study. Obstet Gynecol 121 : 709─716, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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