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今月の臨床 子宮筋腫―多様化した子宮温存療法 子宮温存療法の現況
2.―子宮筋腫核出術―腹腔鏡下手術
著者: 甲賀かをり1
所属機関: 1東京大学産科婦人科学教室
ページ範囲:P.215 - P.219
文献購入ページに移動●手術によってもたらされる利益や危険につき,患者に十分な情報提供を行ったうえで手術を選択すべきである.
●腹腔鏡下子宮筋腫核出術と,腹腔鏡補助下子宮筋腫核手術があり,筋腫の大きさ,数,位置により術式を選択する.
●多量出血,他臓器損傷などの術中合併症だけでなく,内腔癒着,筋層菲薄化,インプラントといった,術後に顕在化する合併症もある.
●腹腔鏡下子宮筋腫核出術と,腹腔鏡補助下子宮筋腫核手術があり,筋腫の大きさ,数,位置により術式を選択する.
●多量出血,他臓器損傷などの術中合併症だけでなく,内腔癒着,筋層菲薄化,インプラントといった,術後に顕在化する合併症もある.
参考文献
1) Takeuchi H, Kuwatsuru R : The indications, surgical techniques and limitations of laparoscopic myomectomy. JSLS 7 : 89―95, 2003
2) 内出一郎,中熊正仁,前村俊満,他 : 腹腔鏡下子宮筋腫核出術における適応と限界についての後方視的検討.日産婦関東連合誌47 : 127―135, 2010
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