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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科68巻4号

2014年04月発行

増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド

婦人科編 II 内分泌・不妊

機能性子宮出血

著者: 氏原悠介1 前田長正1

所属機関: 1高知大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.52 - P.54

文献概要

疾患の概要

 機能性子宮出血は日本産科婦人科学会の定義では,「器質的疾患を認めない子宮からの不正性器出血」とあり,出血傾向をきたす内科的疾患(血液疾患,肝疾患,抗凝固薬などの薬剤服用)も含まれる.妊娠と器質的疾患(炎症,腫瘍,外傷など)が除外された場合に機能性子宮出血と診断する.

 有経婦人においてどの年代でも起こり,不正性器出血の約30%を占める.ホルモン分泌様式からは,エストロゲンの持続による破綻出血とエストロゲン・プロゲステロンの減少による消退出血に分類される.また,排卵の有無によって,排卵性出血と無排卵性出血に分類される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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