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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科68巻4号

2014年04月発行

増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド

婦人科編 II 内分泌・不妊

黄体機能不全

著者: 藤本晃久1

所属機関: 1三楽病院産婦人科

ページ範囲:P.74 - P.76

文献概要

疾患の概要

 黄体機能不全は,黄体からのエストロゲンとプロゲステロンの分泌不全により,子宮内膜の分泌変化が完全に起こらないものをいう.黄体期中期のエストラジオール・プロゲステロンの低値や,基礎体温上高温期の短縮をきたし,不妊症や不育症,機能性出血などの原因となる.黄体機能不全の病態は,理論的には中枢性,卵巣,子宮のいずれかに要因がある場合に分類されるが,臨床上これらを厳密に区別することは困難である.また,黄体機能不全を起こしうるそのほかの要因として,hMGなどの薬物性や生殖補助医療目的のGnRHアナログを使用した調節卵巣刺激によるものなどがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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