文献詳細
文献概要
増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド 婦人科編 II 内分泌・不妊
逆行性射精/勃起障害
著者: 吉田淳1
所属機関: 1木場公園クリニック
ページ範囲:P.88 - P.89
文献購入ページに移動疾患の概要
逆行性射精とは,外尿道口から射精される精子が,逆に膀胱に射精される疾患である.オーガズムと射精感はあるが,精液量はゼロかごく少量で,すべての精液が膀胱に射精される完全逆行性射精と一部の精液が膀胱に射精される部分逆行性射精がある.射精時の内尿道口の閉鎖不全により発生し,糖尿病などで神経が障害された場合,経尿道的前立腺切除術(TURP)などで内尿道口の閉鎖機能が障害された場合や前立腺肥大症の治療薬であるα1受容体遮断薬の副作用として発現する場合がある.
勃起障害(ED)は,性交時に有効な勃起が得られないために満足な性交が行えない状態で,通常,性交のチャンスの75%以上で性交が行えない状態と定義されている.わが国のEDの有病率は,40歳台で約20%,50歳台で約40%,60歳台で約60%と報告されている.EDは,機能性(心因性)ED,血管性ED,神経性ED,内分泌性ED,陰茎性EDに分類される.
逆行性射精とは,外尿道口から射精される精子が,逆に膀胱に射精される疾患である.オーガズムと射精感はあるが,精液量はゼロかごく少量で,すべての精液が膀胱に射精される完全逆行性射精と一部の精液が膀胱に射精される部分逆行性射精がある.射精時の内尿道口の閉鎖不全により発生し,糖尿病などで神経が障害された場合,経尿道的前立腺切除術(TURP)などで内尿道口の閉鎖機能が障害された場合や前立腺肥大症の治療薬であるα1受容体遮断薬の副作用として発現する場合がある.
勃起障害(ED)は,性交時に有効な勃起が得られないために満足な性交が行えない状態で,通常,性交のチャンスの75%以上で性交が行えない状態と定義されている.わが国のEDの有病率は,40歳台で約20%,50歳台で約40%,60歳台で約60%と報告されている.EDは,機能性(心因性)ED,血管性ED,神経性ED,内分泌性ED,陰茎性EDに分類される.
掲載誌情報