文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド
婦人科編 II 内分泌・不妊
文献概要
背景・目的
1999年に国内で初めて低用量経口避妊薬(OC)が避妊薬として承認され,その普及が期待されたが,それまでのピルに対する理解不足や副作用に対する不安・誤解などから服用者は低率にとどまっていた.2008年にはLEP製剤と呼ばれ月経困難症などの保険適用を得たOCが登場し,普及に貢献してはいるが,まだまだ不十分といわざるをえない.LEP製剤も含めて,OCは最も確実な避妊法の1つであるだけでなく,さまざまな副効用(利点)により女性のQOL向上に大きな役割を果たすことができる.この点をOC処方時に女性に伝えることがOC普及につながる.
2011年に緊急避妊薬(ECP)としてノルレボ®錠が処方可能になったが,価格的なことなどでプラノバール®によるYazpe法もまだまだ多く処方されている.ECP処方にあたって一番大事なポイントは,今後の確実な避妊法としてのOC処方につなげることである.
1999年に国内で初めて低用量経口避妊薬(OC)が避妊薬として承認され,その普及が期待されたが,それまでのピルに対する理解不足や副作用に対する不安・誤解などから服用者は低率にとどまっていた.2008年にはLEP製剤と呼ばれ月経困難症などの保険適用を得たOCが登場し,普及に貢献してはいるが,まだまだ不十分といわざるをえない.LEP製剤も含めて,OCは最も確実な避妊法の1つであるだけでなく,さまざまな副効用(利点)により女性のQOL向上に大きな役割を果たすことができる.この点をOC処方時に女性に伝えることがOC普及につながる.
2011年に緊急避妊薬(ECP)としてノルレボ®錠が処方可能になったが,価格的なことなどでプラノバール®によるYazpe法もまだまだ多く処方されている.ECP処方にあたって一番大事なポイントは,今後の確実な避妊法としてのOC処方につなげることである.
掲載誌情報