文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド
婦人科編 III 更年期・老年期
文献概要
疾患の概念
従来は,総コレステロール値220 mg/dL以上が「異常」とされてきた.しかし心臓病などのリスクが高いのはLDLコレステロール値の高い人で,逆にHDLコレステロール値は低いと良くないことが明らかとなり,総コレステロール値だけではそのリスクを正確に把握することができないため,「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版」では,診断・管理は総コレステロール値ではなく,LDLコレステロール値,HDLコレステロール値,そして中性脂肪(トリグリセライド/TG)値を用いて行うべきだと変更された.また,以前から使用されていた「高脂血症」という名前は,低HDLコレステロール血症の場合に適切でないことから,「脂質異常症」に改められた.
従来は,総コレステロール値220 mg/dL以上が「異常」とされてきた.しかし心臓病などのリスクが高いのはLDLコレステロール値の高い人で,逆にHDLコレステロール値は低いと良くないことが明らかとなり,総コレステロール値だけではそのリスクを正確に把握することができないため,「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版」では,診断・管理は総コレステロール値ではなく,LDLコレステロール値,HDLコレステロール値,そして中性脂肪(トリグリセライド/TG)値を用いて行うべきだと変更された.また,以前から使用されていた「高脂血症」という名前は,低HDLコレステロール血症の場合に適切でないことから,「脂質異常症」に改められた.
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