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文献概要
増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド 婦人科編 III 更年期・老年期
糖尿病
著者: 河野宏明1
所属機関: 1熊本大学循環器内科
ページ範囲:P.130 - P.133
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2006年に発表された国民健康・栄養調査では1870万人が耐糖能障害あるいは糖尿病と診断されており,5.6人に1人が耐糖能障害か糖尿病である.また,その頻度は年齢に従い増加することも併せて報告されている.
糖尿病が急性心筋梗塞の危険因子であることは広く知られており,過去に心筋梗塞の既往がある患者の再梗塞発症リスクと糖尿病患者の心筋梗塞発症リスクは,ほぼ同等であることが報告されている.糖尿病に罹患すれば糖尿病性神経障害,網膜症,腎症などの糖尿病3大合併症が発症するが,糖尿病前段階である耐糖能障害の時期から動脈硬化は進展していることから,冠動脈疾患などの大血管合併症は早期から発症することとなる.
2006年に発表された国民健康・栄養調査では1870万人が耐糖能障害あるいは糖尿病と診断されており,5.6人に1人が耐糖能障害か糖尿病である.また,その頻度は年齢に従い増加することも併せて報告されている.
糖尿病が急性心筋梗塞の危険因子であることは広く知られており,過去に心筋梗塞の既往がある患者の再梗塞発症リスクと糖尿病患者の心筋梗塞発症リスクは,ほぼ同等であることが報告されている.糖尿病に罹患すれば糖尿病性神経障害,網膜症,腎症などの糖尿病3大合併症が発症するが,糖尿病前段階である耐糖能障害の時期から動脈硬化は進展していることから,冠動脈疾患などの大血管合併症は早期から発症することとなる.
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