文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド
婦人科編 III 更年期・老年期
文献概要
疾患の概要
腰痛と肩こりは,ともに一疾患単位ではなく「症状」であり,日本人によくみられる身体症状である.2010年に実施された国民生活基礎調査によると,女性では肩こりが第1位,腰痛が第2位に訴えの多い自覚症状であった.両者とも症状であるため,治療にあたっては,まず症候別にその原因を分析する必要がある.重篤な疾患が背景にあることを念頭に鑑別診断を行い,治療・処方につなげることが大原則であり,診断のついていない段階での処方には,慎重な配慮が必要であることを十分に認識して行うべきである.
腰痛と肩こりは,ともに一疾患単位ではなく「症状」であり,日本人によくみられる身体症状である.2010年に実施された国民生活基礎調査によると,女性では肩こりが第1位,腰痛が第2位に訴えの多い自覚症状であった.両者とも症状であるため,治療にあたっては,まず症候別にその原因を分析する必要がある.重篤な疾患が背景にあることを念頭に鑑別診断を行い,治療・処方につなげることが大原則であり,診断のついていない段階での処方には,慎重な配慮が必要であることを十分に認識して行うべきである.
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