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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科68巻4号

2014年04月発行

増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド

婦人科編 IV 腫瘍

絨毛性疾患

著者: 谷﨑優子1 南佐和子1 井箟一彦1

所属機関: 1和歌山県立医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.210 - P.212

文献概要

疾患の概要

 絨毛性疾患は,胞状奇胎,侵入奇胎,絨毛癌,胎盤部トロホブラスト腫瘍(placental site trophoblastic tumor : PSTT),類上皮性トロホブラスト腫瘍(epithelioid trophoblastic tumor : ETT),存続絨毛症の6つに分類される.胞状奇胎は異常妊娠の1つで子宮内容除去術が行われるが,ほかは腫瘍として扱われている.

 侵入奇胎と絨毛癌は抗がん剤が著効するため,治療の中心は化学療法である.一方PSTTとETTは抗がん剤の感受性は低く,手術療法が中心となる.したがって本稿では,侵入奇胎・絨毛癌・存続絨毛症の化学療法における薬剤処方の実際を解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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