文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド
婦人科編 IV 腫瘍
文献概要
疾患の概要
絨毛性疾患は,胞状奇胎,侵入奇胎,絨毛癌,胎盤部トロホブラスト腫瘍(placental site trophoblastic tumor : PSTT),類上皮性トロホブラスト腫瘍(epithelioid trophoblastic tumor : ETT),存続絨毛症の6つに分類される.胞状奇胎は異常妊娠の1つで子宮内容除去術が行われるが,ほかは腫瘍として扱われている.
侵入奇胎と絨毛癌は抗がん剤が著効するため,治療の中心は化学療法である.一方PSTTとETTは抗がん剤の感受性は低く,手術療法が中心となる.したがって本稿では,侵入奇胎・絨毛癌・存続絨毛症の化学療法における薬剤処方の実際を解説する.
絨毛性疾患は,胞状奇胎,侵入奇胎,絨毛癌,胎盤部トロホブラスト腫瘍(placental site trophoblastic tumor : PSTT),類上皮性トロホブラスト腫瘍(epithelioid trophoblastic tumor : ETT),存続絨毛症の6つに分類される.胞状奇胎は異常妊娠の1つで子宮内容除去術が行われるが,ほかは腫瘍として扱われている.
侵入奇胎と絨毛癌は抗がん剤が著効するため,治療の中心は化学療法である.一方PSTTとETTは抗がん剤の感受性は低く,手術療法が中心となる.したがって本稿では,侵入奇胎・絨毛癌・存続絨毛症の化学療法における薬剤処方の実際を解説する.
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