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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科68巻4号

2014年04月発行

増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド

婦人科編 IV 腫瘍

抗がん剤副作用対策―骨髄抑制

著者: 高瀬直人1 松本光史1

所属機関: 1兵庫県立がんセンター腫瘍内科

ページ範囲:P.216 - P.218

文献概要

疾患の概要

 骨髄抑制は婦人科がんに限らず,多くのがんにおいて化学療法を行う際に問題となる疾患である.カルボプラチン+パクリタキセルなどのプラチナダブレットをはじめ,イリノテカンやトポテカン,ゲムシタビン,リポソーム化ドキソルビシンなど,卵巣がんや子宮体がん,子宮頸がんなどの婦人科がんで使われる薬剤では必発である.多くの薬剤では投与後10~14日目が好発時期であり,その時期のことをNadir(ナディア)と呼ぶ.次コース開始までには回復することも多いが,抗がん剤の投与回数が多くなればなるほど骨髄は疲弊していき,回復が遅くなることも知られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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