文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド
婦人科編 IV 腫瘍
文献概要
疾患の概要
骨髄抑制は婦人科がんに限らず,多くのがんにおいて化学療法を行う際に問題となる疾患である.カルボプラチン+パクリタキセルなどのプラチナダブレットをはじめ,イリノテカンやトポテカン,ゲムシタビン,リポソーム化ドキソルビシンなど,卵巣がんや子宮体がん,子宮頸がんなどの婦人科がんで使われる薬剤では必発である.多くの薬剤では投与後10~14日目が好発時期であり,その時期のことをNadir(ナディア)と呼ぶ.次コース開始までには回復することも多いが,抗がん剤の投与回数が多くなればなるほど骨髄は疲弊していき,回復が遅くなることも知られている.
骨髄抑制は婦人科がんに限らず,多くのがんにおいて化学療法を行う際に問題となる疾患である.カルボプラチン+パクリタキセルなどのプラチナダブレットをはじめ,イリノテカンやトポテカン,ゲムシタビン,リポソーム化ドキソルビシンなど,卵巣がんや子宮体がん,子宮頸がんなどの婦人科がんで使われる薬剤では必発である.多くの薬剤では投与後10~14日目が好発時期であり,その時期のことをNadir(ナディア)と呼ぶ.次コース開始までには回復することも多いが,抗がん剤の投与回数が多くなればなるほど骨髄は疲弊していき,回復が遅くなることも知られている.
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