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増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド 婦人科編 IV 腫瘍
抗がん剤副作用対策―悪心・嘔吐
著者: 高瀬直人1 松本光史1
所属機関: 1兵庫県立がんセンター腫瘍内科
ページ範囲:P.219 - P.221
文献購入ページに移動抗がん剤における悪心・嘔吐は最もメジャーな副作用の1つである.婦人科領域では高リスクに分類されるシスプラチンをはじめ,中リスクのカルボプラチン,ドキソルビシン,イリノテカンなども悪心・嘔吐のリスクが高い薬剤である.抗がん剤治療が外来でできるようになり,多くの患者が外来で治療を受けるなかで,緊急入院の原因となる頻度が高いものの1つに悪心・嘔吐が挙げられる.抗がん剤治療を続けていくなかで患者の生活の質(quality of life : QOL)を落とさないためにも,悪心・嘔吐をうまくコントロールすることは非常に重要である.
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