icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科68巻4号

2014年04月発行

増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド

産科編 VI 異常妊娠

切迫流産

著者: 鈴木一有1 伊東宏晃1 金山尚裕1

所属機関: 1浜松医科大学産婦人科

ページ範囲:P.251 - P.253

文献概要

疾患の概要

 流産とは,わが国では妊娠22週未満の妊娠中絶のことである.切迫流産とは,「胎芽あるいは胎児およびその付属物は全く排出されておらず,子宮口も閉鎖している状態で,少量の子宮出血がある場合」と定義されている.一般には妊娠初期に少量の子宮出血がある場合は「切迫流産」と診断される場合が多いと考えられる.その原因はさまざまであるが,妊娠12週未満の早期流産においては,胎児の染色体などの異常が多いとされ,妊娠12週以降の後期流産においては,絨毛膜羊膜炎や頸管無力症などが多いとされている.本稿では,早期流産の時期における切迫流産に対する治療について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら