icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科68巻4号

2014年04月発行

増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド

産科編 VII 偶発合併症妊娠

アレルギー性鼻炎/結膜炎

著者: 山下隆博1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院女性診療科・産科/女性外科

ページ範囲:P.291 - P.293

文献概要

疾患の概要

 アレルギー性鼻炎とはくしゃみ,鼻閉,水溶性鼻漏を主症状とするI型アレルギーである.妊娠中は非妊時と比較し生理的に鼻粘膜の浮腫,充血が起こるため,もともとの鼻炎症状が悪化することがある.特に春先には花粉症が増悪するケースが多い.鼻炎と同時に目の搔痒感,充血,眼瞼結膜の浮腫などの結膜炎を伴うことが多い.花粉症以外のアレルギー性鼻炎・結膜炎ではハウスダストやダニアレルギーがあるが,これらは妊娠前から診断・投薬されているケースが多く,その場合は常用薬を妊娠中も継続してよいかの判断が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら