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増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド 産科編 VII 偶発合併症妊娠
細菌性腟症/GBS感染症
著者: 倉澤健太郎1 高橋恒男1
所属機関: 1横浜市立大学附属市民総合医療センター総合周産期母子医療センター
ページ範囲:P.300 - P.302
文献購入ページに移動細菌性腟症(bacterial vaginosis : BV)は,乳酸桿菌を主体とする正常腟内細菌叢が好気性・嫌気性の複数の過剰増殖した菌種に置き換わった状態である.30%程度の妊婦が罹患しているともいわれているが,半数以上は無症状である.診断はWHO(Amsel)の診断基準が臨床的であるが,近年では客観的な評価としてNugent Scoreを利用することが多い.有症状の場合は治療が必要になるが,無症状でも20週未満の早期治療介入が早産を予防しうることがわかってきた.
B群溶血性連鎖球菌(
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