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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科68巻7号

2014年07月発行

連載 Obstetric News

経口避妊薬使用のリスク―Yazと他の経口避妊薬の比較(INAS-OC)

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久レディースクリニック

ページ範囲:P.728 - P.730

文献概要

 ドロスピレノン(DRSP)含有経口避妊薬(Oral contraceptives : OCs)使用と血栓症のリスクに関しては,複数の研究(Ingenix,EURAS,LASS-OCなど)があるが,ほとんどがYasmin〔エチニルエストラジオール(EE)30 μg含有〕に関する研究だった.その結果,DRSP含有OCsだけが血栓症発症率が高いという結果ではなかった(図1).

 最近,EE 20 μg含有のDRSP含有OC(Yaz)の血栓症リスクに関する大規模研究(the International Active Surveillance Study of women taking oral contraceptives : INAS-OC)が発表された.Yazに関する世界で初めての大規模研究で,米国食品医薬品局(FDA)と欧州医薬品審査庁(EMA)が要求した市販後安全性調査である.

参考文献

Dinger J, et al : Cardiovascular and general safety of a 24-day regimen of drospirenone-containing combined oral contraceptives : final results from the International Active Surveillance Study of Women Taking Oral Contraceptives. Contraception 89 : 253, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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