文献詳細
今月の臨床 ゲノム時代の婦人科がん診療を展望する─がんの個性に応じたpersonalizationへの道
【総論】
文献概要
●婦人科領域の緩和医療には女性に特有の緩和医療が存在する.
●特に,女性の社会的立場を背景としたさまざまな社会的・精神的苦痛に注意を払い,時には積極的な医療者の介入も必要である.
●緩和医療の個別化には,NBM,すなわち患者一人ひとりの人生の物語に寄り添う考え方が大事である.
●特に,女性の社会的立場を背景としたさまざまな社会的・精神的苦痛に注意を払い,時には積極的な医療者の介入も必要である.
●緩和医療の個別化には,NBM,すなわち患者一人ひとりの人生の物語に寄り添う考え方が大事である.
参考文献
1) 厚生労働省ホームページ,がん対策推進基本計画 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/gan_keikaku.html
2) 藤村正樹 : がん患者支援とがんサバイバーのQOL, 7.婦人科がんで遭遇する消化管狭窄,閉塞.産と婦55 : 205─210, 2013
3) 梶山広明 : 腹水コントロールの実践 婦人科がん診療に役立つ緩和医療の実践.産婦の実際61 : 711─715, 2012
4) 藤村正樹,他 : 婦人科がんその他,71緩和医療,pp442─447, in 婦人科診療ハンドブック(杉山 徹,大須賀穣,宮城悦子編)中外医学社,東京,2014
5) ナラティブ・メディスン 物語能力が医療を変える(斎藤清二,岸本寛史,宮田靖志,山本和利訳),医学書院,東京,2011
6) 森山彩子,他 : 痛みや沈痛における個人差の遺伝的要因.日本緩和医療薬学雑誌2 : 99─110, 2009
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