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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科69巻2号

2015年03月発行

連載 Estrogen Series

静脈性血栓症,遺伝子型およびピル使用との関連,黄体ホルモン製剤の相違によるピル使用に伴うVTE発生率の違い

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.246 - P.247

文献概要

 エストロゲンと黄体ホルモンを含有する混合型の経口避妊薬(combined hormonal contraception)および黄体ホルモン単剤(progesterone-onlycontraception)の経口避妊薬の使用,血液凝固系に関する遺伝子型などは静脈性血栓塞栓症(venous thromboembolism : VTE)の発生とどのように関連しているのであろうか?

 スウェーデンの研究者らはThe Thrombo Embolism Hormone Studyと呼ばれる調査を行い,その結果がObstetrics and Gynecology誌に掲載された1).これは948例の患者群とそのコントロール902名を対象としたcase-control studyである.

参考文献

1) Bergendal A, et al : Association of Venous Thromboembolism With Hormonal Contraception and Thrombophilia Genotypes. Obstet Gynecol 124 : 600─609, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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