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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科69巻4号

2015年04月発行

増刊号 妊婦健診のすべて─週数別・大事なことを見逃さないためのチェックポイント

I 妊娠週数ごとの健診の実際 妊娠12から21週まで 検査の実施法

妊娠12〜21週に行う検査

著者: 佐山晴亮1 永松健1 藤井知行1

所属機関: 1東京大学産婦人科

ページ範囲:P.88 - P.89

文献概要

POINT

◇初期血液検査で母体の基礎疾患や感染症の把握に努めるが,公費補助の有無も勘案し,その地域,医療機関に適した項目を選択する必要がある.

◇20週前後の時期に内診および経腟超音波検査で頸管無力症や早産のハイリスク症例を抽出する.

◇通常超音波検査では,羊水量,胎盤・臍帯の状態,胎児発育の評価を目的とする.胎児の構造異常を認めた場合にはその精査や説明は夫婦の同意のもとで,胎児の予後,出生後の対応,治療について深い知識に基づいて慎重に行う必要がある.

参考文献

1) 「妊婦健康診査の実施について」(平成21年2月27日付け雇児母発第0227001号厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課長通知)
2) 日本産婦人科学会 : 産婦人科診療ガイドライン─産科編 2014.CQ306─1,306─2, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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