文献詳細
増刊号 妊婦健診のすべて─週数別・大事なことを見逃さないためのチェックポイント
II ハイリスク妊婦の管理
文献概要
POINT
◇甲状腺機能亢進症・低下症は妊娠年齢期に頻度の高い疾患であり,妊娠継続および胎児への影響,産褥期での異常が起きやすいため,妊娠初期から甲状腺機能異常の可能性を念頭に置いて診察する.
◇甲状腺機能亢進症合併妊娠では,抗甲状腺薬の吟味,甲状腺機能の4週ごとチェックと児への自己抗体移行の影響を念頭におく.
◇甲状腺機能低下症合併妊娠では,妊娠初期から積極的な甲状腺ホルモンの補充を行う.
◇甲状腺機能亢進症・低下症は妊娠年齢期に頻度の高い疾患であり,妊娠継続および胎児への影響,産褥期での異常が起きやすいため,妊娠初期から甲状腺機能異常の可能性を念頭に置いて診察する.
◇甲状腺機能亢進症合併妊娠では,抗甲状腺薬の吟味,甲状腺機能の4週ごとチェックと児への自己抗体移行の影響を念頭におく.
◇甲状腺機能低下症合併妊娠では,妊娠初期から積極的な甲状腺ホルモンの補充を行う.
参考文献
1) 網野信行 : 甲状腺疾患合併妊娠における疾病管理.甲状腺疾患の疾病管理テキスト,第2版.p39−43,メディカルレビュー社,2012
掲載誌情報