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今月の臨床 体外受精治療の行方─問題点と将来展望 体外受精治療の問題点
5.配偶子提供の課題
著者: 宇津宮隆史1
所属機関: 1セント・ルカ産婦人科
ページ範囲:P.747 - P.756
文献購入ページに移動●子どもの出自を知る権利は非配偶者間生殖医療では最も重要な点である.
●日本はクローン規制法以外に生殖医療の法的規制がない特殊な国である.
●非配偶者間のような特殊な医療は本来は公的機関が担うべきである.
●日本はクローン規制法以外に生殖医療の法的規制がない特殊な国である.
●非配偶者間のような特殊な医療は本来は公的機関が担うべきである.
参考文献
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