文献詳細
症例研究
痕跡的両側子宮の1例—Uterus rudimenterius solidus
著者: 山崎銳一1 大原勲1 長谷部尚1
所属機関: 1都立墨田病院産婦人科
ページ範囲:P.45 - P.47
文献概要
婦人の性器畸形はMuellerの管の発展経過中にその発育抑制又は障碍が生じ多種多樣の奇形が生ずるものである。私達は内診所見により子宮缺捐症とみられる患者を手術して,骨盤壁に附着して両側に腟と全く連絡のない高度の痕跡的子宮と卵管を組織学的に検索確定し得たのでここに報告する次第である。
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