文献詳細
原著
文献概要
緒言
細胞學的診斷法に依り,從來では相當困難な癌の早期診斷も次第に簡易化されて來たが,現在なお肉腫に對しては今迄症例が少なく,吾々は塗抹標本に於ける肉腫細胞の形態的特徴に未熟でその判定に困難を感じて來た。
然し實際臨床上例えば子宮筋腫の診斷で手術中之が惡性變化しているか否かを知り度い事もしばしばあり,その判定は非常に急を要するのであるが,かかる場合現在でも氷結切片法組織診に依り短時間に判定を下し得るが,尚お塗抹標本法に依り判定し得れば,短時間で,又操作も簡單であり且つ人數も1人で充分であり便利ではないかと思われる。
細胞學的診斷法に依り,從來では相當困難な癌の早期診斷も次第に簡易化されて來たが,現在なお肉腫に對しては今迄症例が少なく,吾々は塗抹標本に於ける肉腫細胞の形態的特徴に未熟でその判定に困難を感じて來た。
然し實際臨床上例えば子宮筋腫の診斷で手術中之が惡性變化しているか否かを知り度い事もしばしばあり,その判定は非常に急を要するのであるが,かかる場合現在でも氷結切片法組織診に依り短時間に判定を下し得るが,尚お塗抹標本法に依り判定し得れば,短時間で,又操作も簡單であり且つ人數も1人で充分であり便利ではないかと思われる。
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