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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科7巻12号

1953年12月発行

文献概要

特集 産婦人科診療の進歩

晩期妊娠中毒症の高蛋白療法

著者: 澤崎千秋1

所属機関: 1東京大學署學部産科婦人科學教室

ページ範囲:P.705 - P.712

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I.本症への蛋白食に關する從來の考え方と我々の見解
 我々は今まで,妊娠中毒症を豫防するために,蛋白をあまりとつてはいけないと,妊婦に注意してきた,とりわけ,その妊婦に浮腫や尿蛋白や高血壓がある時,即ち既に中毒症状を呈している時には,特に蛋白の制限を必要とすると信じてきた。
 この根據はどこにあるかというと,妊娠中毒症時には,肝や腎がおかされているから,その部位で分解,合成が行われる蛋白質は,特別に制限する必要があるというのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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