文献詳細
症例研究
文献概要
緒論
子宮頸癌の轉移好發部位は,骨盤内淋巴結節の他肺肝腎骨等であり,その骨轉移は比較的稀なものとされている。A.Schonbergは564例中5例0.83%R.Roshは233例中1例0.43%と稱しE.Philippは5〜15%と云つている。骨では腰椎,骨盤,大腿骨,頸骨等で,遠隔骨への轉移は更に稀なものとされている。本邦においては,昭和八年安藤教授の報告以來諸學の報告があり,恥骨轉移についても,水野,尼木等の報告があるが比較的めずらしい症例なので報告する。
子宮頸癌の轉移好發部位は,骨盤内淋巴結節の他肺肝腎骨等であり,その骨轉移は比較的稀なものとされている。A.Schonbergは564例中5例0.83%R.Roshは233例中1例0.43%と稱しE.Philippは5〜15%と云つている。骨では腰椎,骨盤,大腿骨,頸骨等で,遠隔骨への轉移は更に稀なものとされている。本邦においては,昭和八年安藤教授の報告以來諸學の報告があり,恥骨轉移についても,水野,尼木等の報告があるが比較的めずらしい症例なので報告する。
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