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文献概要
症例研究
頸癌手術による腹壁移植再發の1例
著者: 原田肇1 石井竹三1
所属機関: 1慶應義塾大學醫學部産婦人科學教室
ページ範囲:P.338 - P.341
文献購入ページに移動緒言
癌腫の蔓延は原發巣から連續的に擴大することが多いが,一方非連續的に遠隔部位へ蔓延することがある。その方法には淋巴道轉移,血管道轉移,接觸轉移,移植の方法が考えられる。その内淋巴道によるものが最も多く,次いで血管道によるもので移植再發は極めて稀だとされている。
我々は子宮頸癌の子宮單純全剔除術後腹壁手術瘢痕部に移植再發したと思われる1例を維驗したので此處に報告する。
癌腫の蔓延は原發巣から連續的に擴大することが多いが,一方非連續的に遠隔部位へ蔓延することがある。その方法には淋巴道轉移,血管道轉移,接觸轉移,移植の方法が考えられる。その内淋巴道によるものが最も多く,次いで血管道によるもので移植再發は極めて稀だとされている。
我々は子宮頸癌の子宮單純全剔除術後腹壁手術瘢痕部に移植再發したと思われる1例を維驗したので此處に報告する。
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