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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科7巻6号

1953年06月発行

文献概要

症例研究

頸癌手術による腹壁移植再發の1例

著者: 原田肇1 石井竹三1

所属機関: 1慶應義塾大學醫學部産婦人科學教室

ページ範囲:P.338 - P.341

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緒言
 癌腫の蔓延は原發巣から連續的に擴大することが多いが,一方非連續的に遠隔部位へ蔓延することがある。その方法には淋巴道轉移,血管道轉移,接觸轉移,移植の方法が考えられる。その内淋巴道によるものが最も多く,次いで血管道によるもので移植再發は極めて稀だとされている。
 我々は子宮頸癌の子宮單純全剔除術後腹壁手術瘢痕部に移植再發したと思われる1例を維驗したので此處に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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