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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科7巻6号

1953年06月発行

診療室

人工造膣術,殊にシュウベルト氏手術治驗

著者: 益田壽1 末廣泰祐1

所属機関: 1鹿兒島醫科大學産婦人科教室

ページ範囲:P.347 - P.349

文献概要

 腟缺損症とて必ずしも性的缺損でないから本疾患・殊に其先天性の者であつて,成熟期に達してる婦人では啻に人生の2大慾望の1を充たし得ないのみか,精神的の影響はより大きく,自己の不運を託ち,世を呪い,人を憾み,悶々の極あたら1命をも擲つに至ることさえある。だから斯かる奇形を除去して患者を精神的打撃より解放さし,以て性的生活を可能ならしめ,能う可くんば擧児の希望さえも獲得せしめんと努力した先入が寡くない。曾て町野教授は本症にSchubert法を應用した6治驗例を報告しているが,其後同教授執刀の下に行われた6治驗例を更に迫加報告するに當つて先ず諸造腟術の大要を記述することとする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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