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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科7巻6号

1953年06月発行

文献概要

速報

妊娠中毒症に於ける胎盤所見に就て

著者: 福田透1

所属機関: 1東京大學醫學部産科婦人科學教室

ページ範囲:P.364 - P.367

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 妊娠中毒症の本體に就ては古來幾多の學説が唱えられて來たに拘らず,孰れも假説の範圍を脱せず,今日未だ定説の據るべきもの無き状態であるが種々な點からおして胎盤がその主役を演じている事は想像にかたくないところである。この胎盤説にも(1)胎盤産生のホルモンに依るとする説。(2)酵素説。(3)絨毛組織片説。(4)胎盤分解産物を重視する説等の各説があり,一定しておらぬのであるが,私は妊娠中毒症本體解決の一端に資するため,主として本院に入院した本症患者の胎盤に就き肉眼的竝に組織學的検索を行つており,以下今日迄得た所見の一部を發表する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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