文献詳細
文献概要
症例研究
妊娠調節瓣"Ben"による障碍例に就いて
著者: 熊坂義雄1
所属機関: 1福島醫科大學産科婦人科學教室
ページ範囲:P.477 - P.479
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敗戰後の社會状勢を反映し,受胎調節の問題は母性保護という命題のもとに,又,個人的經濟事情,育兒等の立場から,更に社會的人口問題解決の一環として茲數年來,次第に強い關心が寄せられつゝあるが現在に至るも適切なる方法が發見されない状態である。當教室では昭和26年11月以降一時避妊の希望者約20名に妊娠調節瓣"Ben"による追試を行い,經過観察の結果,その障碍と思われるもの若干例に遭遇したので茲に報告する。
敗戰後の社會状勢を反映し,受胎調節の問題は母性保護という命題のもとに,又,個人的經濟事情,育兒等の立場から,更に社會的人口問題解決の一環として茲數年來,次第に強い關心が寄せられつゝあるが現在に至るも適切なる方法が發見されない状態である。當教室では昭和26年11月以降一時避妊の希望者約20名に妊娠調節瓣"Ben"による追試を行い,經過観察の結果,その障碍と思われるもの若干例に遭遇したので茲に報告する。
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