icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科7巻9号

1953年09月発行

症例研究

子宮内骨格化胎兒の1例

著者: 關闡1

所属機関: 1東京都墨田産院

ページ範囲:P.537 - P.538

文献概要

 子宮内で死亡した胎兒の運命は成書に記されてあるように,融解吸收,浸軟,ミイラ化,石兒等種々あるが,之等は何れも無菌的に變化した場合であつて腐敗したのではない。しかし稀ではあるが破水後傳染して腐敗し,胎兒の軟部は崩壤して骨格だけが子宮内に殘留することがある。多くは1部が殘留するので殆ど全部が殘つていた報告は數例に過ぎず,我が國では八木の報告だけのようである。
 余は先年1例を經驗したので追加報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら