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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科7巻9号

1953年09月発行

檢査室

新生兒採尿法

著者: 佐々木壽男1

所属機関: 1慶應義塾大學醫學部産婦人科教室

ページ範囲:P.543 - P.546

文献概要

はしがき
 著者は蛋白質同化性ホルモンの新生兒に及ぼす影響につい既報したが,この研究1)2)で蛋白質同化作用を實證するために兒の24時間の全尿を糞便で汚染されることなく採集して,精密なN-bala—nceを追求する必要に迫られた。しかし新生兒および乳兒採尿は本質的に種々の難點を伴うために從來から困難視されている問題である。いまその難點と思われる事項を考察してみると次の通りである。
 (1)新生兒および乳兒は言語を解しないために醫師の命令に從わせることが不可能で,恰も實驗動物を取扱う場合に似ていること。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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