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今月の臨床 骨粗鬆症の最新トピックス─ガイドラインの大幅改訂を迎えて
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版改訂のポイント
著者: 五來逸雄1 堀裕雅1
所属機関: 1産育会堀病院
ページ範囲:P.994 - P.1000
文献購入ページに移動●薬物の評価・推奨方法 : 薬物効果の評価はこれまでの「推奨」ではなく,骨密度上昇効果と骨折発生抑制効果(椎体,非椎体,大腿骨近位部のそれぞれについて)について「有効性の評価(A,B,C)」に変更された.
●骨粗鬆症の定義・疫学および成因に関する新しい概念 : ①2型糖尿病の骨密度上昇時の骨折リスクの増加,②慢性腎臓病(CKD)と骨粗鬆症はともにもう一方の病態を増悪させる,③慢性閉塞性肺疾患(COPD)での骨密度低下と骨折リスク上昇の相関,が新しい知見として知られている.
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