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増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド 1.悪性腫瘍の妊孕性温存治療
Q5 抗がん剤の種類により卵巣機能への影響はどの程度異なるのでしょうか?
著者: 佐藤豊実1
所属機関: 1筑波大学医学医療系産科婦人科学
ページ範囲:P.34 - P.34
文献購入ページに移動A 抗がん剤の種類により卵巣への毒性は大きく異なり,卵巣機能不全がほぼ発生しない薬剤から,80%以上に発生するとされる薬剤まであります.幸いにして卵巣悪性腫瘍に用いられる抗がん剤には,高度な毒性をもつ薬剤は含まれていません.
参考文献
1)Satoh T, et al : Outcome of fertility-sparing surgery for stage I epithelial ovarian cancer : a proposal for patient selection. J Clin Oncol 28 : 1727─1732, 2010
2)Satoh T, et al : Administration of standard-dose BEP regimen(bleomycin+etoposide+cisplatin) is essential for treatment of ovarian yolk sac tumour. Eur J Cancer 51 : 340─351, 2015
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