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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科70巻4号

2016年04月発行

文献概要

増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド 2.不妊症の検査・診断 《女性因子》

卵胞発育モニタリングの実施法

著者: 折坂誠1 福田真1 吉田好雄1

所属機関: 1福井大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.62 - P.65

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Point
◉卵胞発育モニタリングは,経腟超音波断層法による卵胞径計測と尿中LH測定をメインに,基礎体温測定・頸管粘液検査・子宮内膜エコーも交えて総合的に行う.
◉卵胞は1日あたり1.5〜2mmのペースで増大するが,発育速度の個人差も大きい(1〜3mm/日)ため,排卵予定日の数日前より経時的なモニタリングが必要である.
◉主席卵胞が排卵するおおよその目安は,自然周期で20〜24mm径,クロミフェン周期で25mm径以上,ゴナドトロピン刺激周期で18〜20mm径である.

参考文献

1)Gougeon A : Regulation of ovarian follicular development in primates : facts and hypotheses. Endocr Rev 17 : 121─155, 1996
2)Fritz MA, et al(eds) : Clinical gynecologic endocrinology and infertility, 8th Edition. pp1137─1190, pp1293─1330, Lippincott Williams&Wilkins, Philadelphia, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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