文献詳細
増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド
2.不妊症の検査・診断 《男性因子》
文献概要
Point
◉男性不妊症例においてはLH,FSH,テストステロンの測定は必須であり,午前中の採血が望ましい.
◉テストステロン低値(300ng/dL未満)の場合,内分泌療法により精子形成を刺激可能な場合が多く,100ng/dL未満の場合は低ゴナドトロピン性性腺機能低下症が疑われ,ゴナドトロピン療法の適応となる.
◉FSH値が7〜8IU/L以上の場合は造精機能障害を伴っている場合が多い.薬物療法は無効なことが多く,精索静脈瘤などの基礎疾患の精査が必要である.
◉男性不妊症例においてはLH,FSH,テストステロンの測定は必須であり,午前中の採血が望ましい.
◉テストステロン低値(300ng/dL未満)の場合,内分泌療法により精子形成を刺激可能な場合が多く,100ng/dL未満の場合は低ゴナドトロピン性性腺機能低下症が疑われ,ゴナドトロピン療法の適応となる.
◉FSH値が7〜8IU/L以上の場合は造精機能障害を伴っている場合が多い.薬物療法は無効なことが多く,精索静脈瘤などの基礎疾患の精査が必要である.
参考文献
1)de Krester DM : Male infertility. Lancet 349 : 787─790, 1997
2)Sokol RZ : Endocrine evaluation. Lipshultz LI, et al(eds) : Infertility in the male, 4th Edition. pp199─214, Cambridge Univerity Press, Cambridge, 2009
3)Winters SJ, et al : Neuroendocrine control of testiscular function. Winters SJ(ed) : Male hypogonadism. basic and therapeutic principals. pp1─21, Humana Press, Totowa, 2004
4)Jääskeläinen J : Molecular biology of androgen insensitivity. Mol Cell Endocrinol 352 : 4─12, 2012
掲載誌情報