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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科70巻4号

2016年04月発行

増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド

2.不妊症の検査・診断

Q6 不妊検査としての子宮内膜日付診の意義はありますか?

著者: 田村博史1

所属機関: 1山口大学大学院医学系研究科産科婦人科学

ページ範囲:P.123 - P.124

文献概要

A 子宮内膜日付診は分泌期の子宮内膜の形態学的変化を観察し,子宮内膜の成熟度の判定や黄体機能の間接的な評価として利用されてきました.しかし近年,子宮内膜日付診を黄体機能不全の診断として使用することに否定的な報告が多くみられ1, 2),内膜組織採取時に痛みを伴うこともあり,不妊症のスクリーニング検査としてルーチン化していない施設も多くあります.

参考文献

1)Murray MJ, et al : A critical analysis of the accuracy, reproducibility, and clinical utility of histologic endometrial dating in infertile women. Fertil Steril 81 : 1333─1343, 2004
2)Coutifaris C, et al : Histologic dating of timed endometrial biopsy tissue is not related to fertility status. Fertil Steril 82 : 1264─1272, 2004
3)Noyes RW, et al : Dating the endometrial biopsy. Fertil Steril 1 : 3─25, 1950

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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