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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科70巻4号

2016年04月発行

文献概要

増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド 4.一般不妊治療:手術療法

Q1 卵管閉塞に対して卵管鏡と体外受精のどちらを選択するかの基準を教えてください

著者: 末岡浩1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.174 - P.174

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A 卵管の遠位端以外の卵管閉塞に対する卵管鏡下卵管形成術は,治療選択として有効です.自然妊娠,人工授精による妊娠を期待しない場合は,体外受精を優先することも選択肢の1つです.ただし,卵管遠位端の病変で特に留水症を伴う場合は,腹腔鏡下手術が第一選択です.卵管留水症では,貯留した卵管液の子宮内流入が着床障害をもたらすため,体外受精での妊娠も期待できないことから,優先して卵管治療を選択すべきです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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