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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科70巻4号

2016年04月発行

文献概要

増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド 5.人工授精

精子凍結保存の適応と実施方法

著者: 宮本敏伸1 安孫子公香1 千石一雄1

所属機関: 1旭川医科大学医学部産婦人科学講座

ページ範囲:P.198 - P.201

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Point
◉精子凍結保存に際しては事前に十分な説明を行い,文章によるインフォームド・コンセントを必ず行い,取り違えが起こる可能性をなくすための最大限の注意を払うこと.
◉化学療法を必要とする悪性腫瘍患者に対する精子凍結保存においては,日ごろから治療前に来院していただくように周知しておくこと.
◉精巣内精子に対する精子凍結保存においては,仮に顕微授精により妊娠・出産に至っても第2子希望に備えてしっかり凍結保存を継続することを確認すること.

参考文献

1)Bunge RG, et al : Fertilizing capacity of frozen human spermatozoa. Nature 172 : 767─768, 1953
2)Iizuka R, et al : Successful artificial insemination with frozen-pooled human semen. Jpn J Fertil Steril 3 : 241─246, 1958

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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