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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科70巻4号

2016年04月発行

増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド

6.生殖補助医療

Q1 ゴナドトロピン反応不良例には,どのような調節卵巣刺激法が有効でしょうか?

著者: 桑原章1

所属機関: 1徳島大学病院産科婦人科

ページ範囲:P.275 - P.275

文献概要

A 2〜3個は採卵できたが,思ったより少ない場合,ゴナドトロピン増量が第一選択です.加えて,FSH単独よりhMGを用いることで反応が改善することもあります.刺激前周期の月経調整のためのOC内服を避け,なるべく月経周期早期(可能であれば月経初日)から刺激し,GnRHアンタゴニスト併用(GnRHaロング法を避ける)など,細かな工夫で採卵数を増やすことが可能な症例は多いと考えられます.

 工夫をして,再度トライしても採卵数0〜1個が続く症例では,もはや調節卵巣刺激は期待薄です.年齢にかかわらず,焦らずに自然周期,CC法などで丁寧に,1〜2個の採卵を気長に心がけましょう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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