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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科70巻4号

2016年04月発行

文献概要

増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド 6.生殖補助医療

Q2 アンタゴニストを用いた調節卵巣刺激法の特徴とメリットを教えてください

著者: 桑原章1

所属機関: 1徳島大学病院産科婦人科

ページ範囲:P.276 - P.276

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A GnRHアゴニストを用いた調節卵巣刺激法(特にGnRHaロング法)に比べて,調整性が高く,薬剤投与日数が短いなど,機動性が高いことが特徴です.一般排卵誘発治療中の経験がそのまま活用でき,薬剤の効果も即効性で単純ですから,治療がシンプルで理解しやすいことも特徴となります.これからART専門医を目指す医師が最初にマスターするべき基本的治療法といえます.

 採卵数は比較的多くて安定していますし,妊娠率も高いので,すべての患者さんに第一選択として提案できる治療法といえます.1日1回の投与でよく,治療日数も短いので,患者さんにとっても便利な方法です.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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