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増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド 9.不育症の治療
抗リン脂質抗体症候群への抗血栓・抗凝固療法の実施法と留意点
著者: 兵藤博信1
所属機関: 1東京都立墨東病院産婦人科
ページ範囲:P.365 - P.371
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◉アスピリンやヘパリンの使用は,適応を十分検討し,出血・肝障害そしてヘパリン起因性血小板減少症(HIT)などの副作用に十分注意する.
◉在宅自己注射には,注射方法,器材の処理などの指導を十分に行う.その指導や医療材料は,保険が適用される場合,指導管理料に含まれる.
◉自己注射は,細い針を用い,穿刺方法を工夫することで,痛みをかなり軽減できる.不安を取り除くことが指導の最も重要なポイントである.
◉アスピリンやヘパリンの使用は,適応を十分検討し,出血・肝障害そしてヘパリン起因性血小板減少症(HIT)などの副作用に十分注意する.
◉在宅自己注射には,注射方法,器材の処理などの指導を十分に行う.その指導や医療材料は,保険が適用される場合,指導管理料に含まれる.
◉自己注射は,細い針を用い,穿刺方法を工夫することで,痛みをかなり軽減できる.不安を取り除くことが指導の最も重要なポイントである.
参考文献
1)齋藤 滋,他 : 血栓性素因のある不育症に対するヘパリンカルシウム自己皮下注射の安全性についての検討.日産婦新生児血会誌21 : 9─13, 2011
2)Lockwood CJ, et al : Pregnancy in women with antiphospholipid syndrome. Post TW(ed) : UpToDate, Waltham, MA.(Accessed on November 7, 2015)
3)Bauer KA : Use of anticoagulants during pregnancy and postpartum. Post TW(ed) : UpToDate, Waltham, MA.(Accessed on November 7, 2015)
4)Warkentin TE, et al : Heparin-induced thrombocytopenia, 4th ed. p531, CRC Press, 2007
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