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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科70巻6号

2016年06月発行

今月の臨床 若年女性の外来診療に役立つ基礎知識

ピル処方の適応と留意点

著者: 西嶌優子1 安達知子1

所属機関: 1総合母子保健センター愛育病院産婦人科

ページ範囲:P.493 - P.501

文献概要

●低用量ピルは通常,経口避妊薬(oral contraceptive : OC)を指すが,広い意味で同様成分の低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤(low dose estrogen-progestin : LEP)も含める.

●OCは避妊を,LEPは月経困難症や子宮内膜症など疾患の治療を目的として使用する.

●多くの若年女性が安全に使用でき,高い避妊効果とその他の多大な副効用のあるなか,副作用である静脈血栓塞栓症への留意が必要で,服薬指導は重要である.

参考文献

1)安達知子 : 低用量経口避妊薬(OC)OCの作用・効果.産婦の実際64 : 205─210, 2015
2)日本産科婦人科学会(編集・監修) : OC・LEPガイドライン2015年度版,日本産科婦人科学会,2015
3)Hannaford PC, et al : Mortality among contraceptive pill users : cohort evidence from Royal College of General Practitioners' Oral Contraception Study. BMJ 340 : 1─9, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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