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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科70巻7号

2016年07月発行

今月の臨床 胎児心拍数モニタリング パーフェクトマスター

胎児心拍数波形の読み方と対応

産科医療補償制度事例における胎児心拍数モニタリングの問題点

著者: 高橋恒男1

所属機関: 1横浜市立大学

ページ範囲:P.621 - P.627

文献概要

●「心拍数基線と基線細変動が正常であり,一過性頻脈があり,かつ一過性徐脈がない」これが確認できなかったら,間欠的児心拍聴取での監視に移行しない(=分娩監視装置をはずしてはいけない).

●基線細変動の有無は胎児評価の最も重要な指標である.

●遅発一過性徐脈は低酸素血症の所見であり,心拍数の低下がわずか,あるいは反復する一過性徐脈(=一過性頻脈と誤判断)を見逃さない.

参考文献

1)日本医療機能評価機構(編) : 脳性麻痺事例の胎児心拍数陣痛図─波形パターンの判読と注意点.日本医療機能評価機構,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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