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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科70巻9号

2016年09月発行

連載 Estrogen Series・154

エストロゲン依存性の乳癌既往のある女性に対する経腟エストロゲンの使用─ACOG Committee Opinion#659 March 2016

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.871 - P.871

文献概要

 がん治療のため,あるいは更年期後に見る腟粘膜の萎縮性変化に対しては,経口的に,あるいは局所的にエストロゲン製剤が使用される.しかし,患者にエストロゲン依存性腫瘍の既往がある場合には,それが局所的使用であっても,エストロゲンではなくまず非エストロゲン製剤を使用すべきだ,と最近の米国産婦人科学会(ACOG)Committee Opinion No.659は述べている.

 さらに,そのうえで,乳癌既往のある女性で血管性運動神経症状,性的機能障害,尿路下部感染症などの症状が継続するときには,まず非エストロゲンの使用で対処すべきであるとしている.

参考文献

Committee Opinion Summary. No. 659, March, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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