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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科71巻12号

2017年12月発行

今月の臨床 あなたと患者を守る! 産婦人科診療に必要な法律・訴訟の知識

産科訴訟の周辺─産科医療補償制度とガイドライン

医療事故調査制度・産科医療補償制度における産婦人科領域の訴訟─産婦人科診療ガイドラインの意義

著者: 石渡勇1

所属機関: 1石渡産婦人科病院

ページ範囲:P.1137 - P.1143

文献概要

●医療事故調査制度が2015年から(前身のモデル事業は2006年から),産科医療補償制度が2009年から開始され,紛争訴訟は減少した.

●紛争訴訟が減少した要因として,原因分析と再発防止への取り組みができるようになり,医療事故の収集,事故を医療提供者と受給者が共有できるようになったこと,インフォームド・コンセントが実施されるようになったこと,そしてガイドラインなどが遵守されるようになったこと,などが考えられる.

参考文献

1)日本医療安全調査機構 : 医療事故調査・支援センター事業報告.平成29年3月
2)日本産婦人科医会・日本産科婦人科学会 : 産婦人科医会・学会の医療安全担当者のための医療事故調査制度における産婦人科死亡事例の報告に対する基本的な考え方.2016年1月
3)日本医療機能評価機構 : 第7回産科医療補償制度再発防止に関する報告書.2017年3月
4)日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会 : 産婦人科診療ガイドライン─産科編 2017.2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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