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今月の臨床 産科麻酔パーフェクトガイド 無痛分娩
器械分娩の麻酔
著者: 大瀧千代1
所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科麻酔集中治療医学教室
ページ範囲:P.202 - P.205
文献購入ページに移動●無痛分娩中と無痛分娩を行っていない症例で麻酔のアプローチは異なる.
●低位鉗子分娩もしくは吸引分娩にはTh10レベル,中位鉗子分娩ではTh6の麻酔高が必要である.
●低位鉗子分娩もしくは吸引分娩には陰部神経ブロックでも対応できる.
●常に帝王切開になる可能性を想定して麻酔を行わなければならない.
●低位鉗子分娩もしくは吸引分娩にはTh10レベル,中位鉗子分娩ではTh6の麻酔高が必要である.
●低位鉗子分娩もしくは吸引分娩には陰部神経ブロックでも対応できる.
●常に帝王切開になる可能性を想定して麻酔を行わなければならない.
参考文献
1)日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会 : 産婦人科診療ガイドライン─産科編2014,CQ406.日本産科婦人科学会事務局,2014
2)Anim-Somuah M, et al : Epidural versus non-epidural or no analgesia in labour. Cochrane Database Syst Rev (12) : CD000331, 2011
3)Palmer C, et al : Obstetric anesthesia. pp66─67, Oxford, New York, 2011
4)Hutchins CJ, et al : Spinal analgesia for instrumental delivery. A comparison with pudendal nerve block. Anaesthesia 35 : 376─377, 1980
5)Pollock JE, et al : Prospective study of the incidence of transient radicular irritation in patients undergoing spinal anesthesia. Anesthesiology 84 : 1361─1367, 1996
6)Chestnut D, et al : Chestnut's obstetric anesthesia. pp525─526, Elsevier Mosby, Philadelphia, 2009
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