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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科71巻3号

2017年04月発行

連載 Obstetric News

妊娠39週での誘発分娩は待機的管理よりも母児に利点があるか?─米国産婦人科学会年次臨床大会2016でのdebate①Dr. Norwitzの意見

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久レディースクリニック

ページ範囲:P.382 - P.385

文献概要

 ローリスク妊婦に対する適切な分娩時期については論争が続いている.2016年5月に米国産婦人科学会年次臨床大会で行われた2名の産科医によるdebateで,妊娠39週を超えて待機することを勧められないという証拠が増加していることから,妊娠39週での誘発分娩を勧めるという点で一致した.

 発表者の一人,Norwitz ER(タフト大学)は,「妊娠39週を超えて妊娠を継続することは以前に考えられていたよりも胎児にとってリスクが高い.さらに,ルーチン陣痛誘発に関連するリスクは考えられているよりも低い」と述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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