臨床婦人科産科71巻4号

2017年04月発行

増刊号 産婦人科画像診断トレーニング─この所見をどう読むか？

周産期

症例：妊娠初期➎

著者： 中村靖¹ 藤田聡子¹ 宋美玄¹

所属機関： ¹FMC東京クリニック

ページ範囲：P.27 - P.31

文献概要

この画像をどう読むか？

症例

患者　37歳，女性．

既往歴　特記すべきことなし．

家族歴　特記すべきことなし．

妊娠歴　初回妊娠．

現病歴　体外受精により，妊娠した．現在妊娠12週0日．妊娠初期における精密な超音波検査を希望されたため，説明（遺伝カウンセリング）後に同意を得て検査を行った．

Q1　この画像におけるNT計測は適切か？

Q2　NT以外の部分に，何か特徴的な所見が見られているか？

解答，解説は次のぺージに☞

参考文献

1）Souka AP, et al : Increased nuchal translucency with normal karyotype. Am J Obstet Gynecol 192 : 1005─1021, 2005

2）Nicolaides KH, et al : Fetal nuchal translucency : ultrasound screening for chromosomal defects in first trimester of pregnancy. Br Med J 304 : 867─869, 1992

3）Chaoui R, et al : Assessment of intracranial translucency（IT） in the detection of spina bifida at the 11-13-week scan. Ultrasound Obstet Gynecol 34 : 249─252, 2009