文献詳細
文献概要
増刊号 産婦人科画像診断トレーニング─この所見をどう読むか? 周産期
症例:胎児血流計測➏
著者: 三好剛一1
所属機関: 1国立循環器病研究センター周産期・婦人科
ページ範囲:P.151 - P.154
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症例
患者 32歳,初産婦.
既往歴 特記すべきことなし.
家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 自然妊娠を確認後,近隣のクリニックで妊婦健診を受けていた.妊娠30週までは特に異常を指摘されず,その後も胎動はよく感じられていた.妊娠32週の妊婦健診時にドプラで胎児心拍数を聴取したところ胎児頻脈が指摘されたため,高次医療施設へ紹介となった.胎児超音波検査では,心形態異常はなかったが,胸水が少量貯留しており,255bpmの頻拍が持続していた(図1).
Q1 この超音波所見から推定される胎児不整脈の分類は何か?
Q2 この胎児不整脈がみられたとき,どのように対応すべきか?
解答,解説は次のぺージに☞
症例
患者 32歳,初産婦.
既往歴 特記すべきことなし.
家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 自然妊娠を確認後,近隣のクリニックで妊婦健診を受けていた.妊娠30週までは特に異常を指摘されず,その後も胎動はよく感じられていた.妊娠32週の妊婦健診時にドプラで胎児心拍数を聴取したところ胎児頻脈が指摘されたため,高次医療施設へ紹介となった.胎児超音波検査では,心形態異常はなかったが,胸水が少量貯留しており,255bpmの頻拍が持続していた(図1).
Q1 この超音波所見から推定される胎児不整脈の分類は何か?
Q2 この胎児不整脈がみられたとき,どのように対応すべきか?
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参考文献
1)Donofrio MT, et al : Diagnosis and treatment of fetal cardiac disease : a scientific statement from the American Heart Association. Circulation 129 : 2183─2242, 2014
2)三好剛一,他 : “Q11超音波検査で胎児不整脈を認めます.どのように管理したらよいでしょうか?”.産科診療Q&A 1つ上を行く診療の実践(板倉敦夫 編).中外医学社,pp47─50,2015
3)三好剛一,他 : 胎児不整脈に対する胎児治療とその効果.胎児治療の最前線と今後の展望.小児外科45 : 23─26, 2013
4)Miyoshi T : Fetal arrhythmia. Maternal and Fetal Cardiovascular Disease, 1st Edition(Ikeda T, et al eds). Springer Japan, 2017年発刊予定
5)Fouron, JC, et al : Management of fetal tachyarrhythmia based on superior vena cava/aorta Doppler flow recordings. Heart 89 : 1211─1216, 2003
6)Huhta JC : Fetal congestive heart failure. Semin Fetal Neonatal Med 10 : 542─552, 2005
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